上野焼の流れを組む上野焼香春徹山窯の3代目山岡徹山。
唐津焼の田中佐次郎に師事し陶芸の技術を学ぶ。現在は高麗茶碗(こうらいちゃわん)の研究をしつつ作陶に陶芸以外に、茶道(さどう)にも精通しており、平成15年には表千家久田宗也(ひさだそうしょ)より花押を授与される。
現在では、高麗茶碗の研究の第一人者である韓国の申翰均(しんはんぎゅん)と親交を深め研究を共に進めている。
2013年冬に公開された映画『利休にたずねよ』では、京都野村美術館館長の谷晃と韓国伝統工芸の申翰均(しんはんぎゅん)の両者より推薦を受け、東映から美術協力を依頼され映画の制作に参加する。同映画は、第37回モントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門にノミネートされ、最優秀芸術貢献賞を受賞した。
使用する釉薬も非常に種類が多く、青緑釉、鉄釉、白褐釉、黄褐釉など様々な釉薬を用い、
窯変(窯の中で釉薬が溶け、千変万化の模様を作り出すこと)を生み出すのが特徴で、窯の火の力を用い絵柄を付けていく。
韓国の窯跡を野村美術館館長谷晃先生と共に、研究調査。
また、通度寺の申翰均氏と研究・調査を重ね、朝鮮式の登り窯を手作りにて築窯。
これにより、高麗茶碗の品性が向上致しました。
上野焼香春徹山窯
定休日:火曜日
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